ロッドレス空気圧シリンダ使用上の注意事項

使用および設置上の注意：
1.まず、清潔で乾燥した圧縮空気を使用してください。空気圧シリンダやバルブの作動不良を防ぐため、空気中には有機溶剤合成油、塩分、腐食性ガス等が含まれないようにしてください。取付前に接続配管内のフラッシングを十分に行い、シリンダやバルブ内にゴミ、切粉、シールテープ片などの不純物が入らないようにしてください。
2.空気圧シリンダを取り付ける前に、無負荷運転および使用圧力の1.5倍の圧力テストを行ってください。アルミ製シリンダーチューブに空気漏れがない状態で通常運転を行った場合のみ使用可能です。
3.空気圧シリンダの運転開始前にバッファ絞り弁を絞り量が小さい位置までねじ込み、十分なバッファ効果が得られるまで徐々に開いてください。
4.適合するパイプ材料として亜鉛メッキパイプ、ナイロンパイプなどを選択できます。配管内に異物があった場合は圧縮空気で洗浄できます。
5.温度は5〜60℃に制御するのが最適です。温度が低すぎると、アルミホーニングチューブが凍結して動作できなくなります。
6.ロッドレス空気圧シリンダは、腐食性環境では使用できません。故障の原因となります。
7.切削液、クーラント液、粉塵、飛沫などがかかる環境で使用する場合は、防塵カバーの追加が必要です。
8.ロッドレス空気圧シリンダをご使用になる前に、損傷がないか、ボルト接続部に緩みがないかを確認してください。機器を使用する前に、速度を調整する必要もあります。スピードコントロールバルブは浮きすぎず、微調整する形になります。
9.取り付け中、空気圧シリンダのピストンロッドに外力に耐えるために過負荷がかかることはできません。また、コーナーシリンダーが変形していないことを確認する必要があります。変形すると、後の使用に影響します。溶接による接続はできないため、シリンダの長期使用が保証されません。
10.コーナーを設置するときは、水平角度に注意し、点検やメンテナンスが容易な角度を選択する必要があります。